伝言板

人生のイベント

このところずっと、ご無沙汰していました。すみません zzz02.gif

実は、わたくし事ですがこのブログが更新できなかった訳は、

10年振りに妊娠・出産という人生のイベントに参加していました。(笑)

by sachico.m

話は、去年の9月末頃…

「あれ?あれれ?」 ということでイベントに参加することになり、

去年の我が家では、この妊娠がハプニング大賞を受賞しました。crown04.gif

なにせ10年ぶりの出来事で初めての妊婦と同じ状態…

何がどうだったかすっかり忘れていた。bikkuri01.gif

ただしっかり覚えていたのが

「私は2度出産経験がある」ということだけだった。

厄介だったのはこの「2度出産したことがある」という変な余裕。wink02.gif

友人・知人にベテランだから大丈夫だよねぇ~と言われ、その気になっていた。

「私はベテラン」と思い、月日は流れ5月に臨月を迎えた。

美唄には産婦人科がないため、岩見沢の夫の会社に最も近い病院を選んでいた。

「さぁ、もういつ生まれても大丈夫」と毎日毎日思い続け、毎日晩酌をする夫にも

「禁酒」するよう強制した。がっ、いつまで経っても陣痛は来ない。

挙句の果てに

「つかぬことをお聞きしますが、10年前私はどんな陣痛が来ていましたか?

陣痛ってどんな感じなんだろうか…」と出産経験は立会出産しかない夫に訊ねた。

夫は笑いながら「痛そうだったよ」とだけしか言わなかった。

痛いのは知っている、その痛いのがどのくらい痛くて病院へ行ったのかが知りたかったのに…

何の役にも立たない回答だった。ikari03.gif

そんなこんなで予定日を迎え病院へ受診したがお医者さんに

「初産のようだ。まだ生まれなさそうだけど、明日入院して出してもらうわ」と言われた。

「やっと、身軽になれるのね」という気持ちになり、明日を迎えた。

さて、今日入院することになってしまった。我が家のふぁいぶ君(ミニチュアダックス)をどうしよう?

と思い朝の6時ころに旭川にいるまだ寝ていた妹に、「入院するから犬をみて欲しい」と電話した。

もちろん、妹の旦那さんにもすみませんメールを送り、派遣しますと返答をもらった。dog07.gif

その日は10年先に産んだ息子の運動会の総練習の日だった。運動会当日は入院しているだろうから

行けない、見れないことを覚悟していたので、総練習をカメラとビデオを持参し見に行った。

その日の午後夫が運転するする車に乗り、娘と息子にも学校を早退させて病院に行った。

さぁ、ポロンと生まれてちょうだい!!という私たち家族の願いはむなしく、お医者さんには「早くて明日の朝だねぇ」

と言われ、我が家は解散した。「お母さん、明日生まれる?明日また来るからね」と子どもたちは残念そうに言って帰宅した。

生まれる兆候を全く感じることなく朝を迎えた。私の中では陣痛が来なくてもすでに入院しているので、どんな痛さだった?の不安は消えていた。

そのうち生まれるさぁ…的な発想になっていた。

朝から誘発剤の点滴を打たれ、それでも全然生まれる気配を感じることなく、ちょっと痛いなぁぐらいの陣痛だったので

マンガの本を読んでいた。子供達も病院に到着し、夫が「まだ生まれなさそうなら、仕事に行くわ」と子供達を病院に残し、

娘に「生まれそうになったら携帯に電話ちょうだい」と言い仕事に行った。b-ganba.gif

何度も診察をしたがまだ生まれないねぇ…という診断だった。そして夕方4時ころに診察を終えて部屋に戻ろうとした時

破水し、「経産婦はここからが速いんだよね」と言われ、再び分娩台に上がった。

「あっ!夫に連絡しなきゃ、でもここに携帯はない。娘もいない。どうしよう…」と思い助産師さんに

「すみません夫に連絡をしたいのですが」と言ったら、コードレスの電話を渡された。

「えっ分娩台の上から自分で電話するの?」と思ったが取り柄会えず連絡することにした。でも…

夫の会社用の携帯電話の番号がわからない…仕方なく会社に電話をした。

「すみません、さちこです。」というと電話口で女性社員のTさんが 「あれ?さっちゃん今日生まれるんじゃなかったの?」

「そうなんです。今破水しちゃって分娩台の上から電話しているんですけど…夫いますか?」

「アハハハ…ちょっと待って…」ということでやっと夫に連絡が付き、夫は病院に駆けつけてくれた。

夫が来て助産師さんに「6時ぐらいには生まれると思いますよ」と言われたが、未だ陣痛の痛みに耐えられる私…

助産師さんがモニターをみながら「痛くないの?」と言う。我慢できる痛さの私。「おかしいなぁ…相当痛いはずなんだけど」

と言われたがそう言われても我慢できない演技をすることもできず…

6時も過ぎて助産師さんも夜勤の人と交代となった。きっとそろそろだわということで、病室にいた子供たちも

分娩室に呼び出され、夫・娘・息子の立会で出産することになった。だが、7時30分になっても赤ちゃんが下がってこない。

息子が助産師さんに「すみません、赤ちゃん下がってきましたか?」と尋ねた。(オイオイ、その言葉はお父さんが言う言葉じゃないかい?)

助産師さんは笑いながら「まだ生まれないわ」と答えた。それを聞いた息子は「じゃぁ僕はクレヨンしんちゃんを見てきます」と分娩室を去った。

30分後息子が戻ってきたが、お母さんは30分前と変わらない状態だった。

それから2時間が過ぎ、やっと痛くなってきた。私も含めみんなヘロヘロになっていた。

陣痛と陣痛の間で無言になって休んでいる私に半べそで一生懸命話しかける息子、私の陣痛に合わせて息む娘、

少し離れた所で黙って見ている夫に見守られてga-n01.gif22時48分、3380gの女児が生まれた。

名前は家族会議の末、5月生まれだったので 新緑とお花のイメージで 葉菜子(はなこ)と名付けた。

こうして妊娠・出産のイベントは無事終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 


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