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島崎藤村: 夜明け前 第二部(下)

20220322082941新政府は半蔵が夢見ていたものではなかった。支庁の役人から戸長の免職を言い渡され、神に仕えたいと飛騨の神社の宮司になるが、ここでも半蔵の溢れる情熱は報われない。木曽に帰り、隠居した彼は仕事もなく、村の子供の教育に熱中する。しかし、夢を失い失望した彼は、しだいに幻覚を見るようになり、遂には座敷牢に監禁されてしまうのだった。

昭和30年3月15日 発行
令和3年8月20日 68刷

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