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戸川猪佐武 小説吉田学校 第八部保守回生

20200416131712-2昭和55年6月、大平正芳死す。
戦後はじめての現職首相の死は、衆参同時選挙をたたかう自民党の連帯意識をたかめ、“弔い合戦”を合い言葉に、予想をはるかにうわまわる大勝利をもたらした。
しめやかに営まれる自民党葬の舞台裏では、後継者選びの思惑が渦まいていた。マスコミに登場する有力候補をよそに、“目白の闇将軍”の肚は決まっていた。派閥力学の加減乗除は、予想もしないダークホークを浮上させた。

昭和56年8月10日 初版発行

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