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佐藤 雅美: 悪足搔きの跡始末

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江戸時代、兄もしくは甥の世話になっているものを「厄介」と呼び、

幕府の役人はそのまま公用語とした。

兄の都築孝蔵は六百五十石取りの旗本だが、親重代の借金があったため、

弟の弥三郎を他家の養子にできる大金をつくる器量はない。

厄介という身分に辟易し、家を出た弥三郎が拓く波乱万丈の凄絶な人生!

 

2018年1月16日 第1刷発行

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