十勝岳-新得コース
- 2011年10月10日 09:22
- 山行記録
十勝岳(2077m)
2011.9.25
新得コース登山口 5:30~十勝岳 9:30~登山口下山 12:50
前年度登山口を発見できなかったので、今年は慎重に下調べをして出発した。支十勝橋の手前の林道に「秘奥の滝」の看板があり、この林道から入る。「秘奥の滝」の入り口までは、林道は整備されていたが、登山口の手前のカーブの壁が崩れ、大きな落石が林道に鎮座していた。なんとか車1台は通過できたので、登山口にたどり着く。帰りは、通常ルートの「シートカチ第五支線林道」とした。
登山口手前に駐車帯がある
登山口
登山口は樹林帯であるが、いつの間にかハイマツ帯になる。このハイマツ帯は背が高い。夏だと風が通らなくて、ひどく暑いのではないかと思われる。この時期は涼しく歩きやすいのだか、夜露の為少なくとも、下は雨具着用となる。
笹とハイマツ
美瑛岳
けっこう熊が生息しているらしく、登山道上の数箇所で熊のでっかい落し物を見かける。
一時右手の展望が開けて、美瑛岳を望むことができる。その後しばらくハイマツのトンネルを進み、上ホロカ川の支流へ下っていく。水量はけっこう豊富である。
この沢を一度渡渉し、上ホロカ本流に出る。上部に滝が見え、そのしばらく下部で対岸の尾根に取り付く。 この取り付きは注意しないと見落とすことがある。
奥に滝が見える。
尾根はハイマツ帯である。取り付きで下ホロカメットク山と境山が見えた。ハイマツ帯の中は、もちろん展望がきかず、我慢我慢で歩くと傾斜が緩くなり、雪田跡に行き当たる。 1500m近辺だと思う。
下ホロカメットク山と境山
雪田跡
第一の雪田跡を右上して、少し紅葉している木々の間を登ると、枯れたハイマツ帯の広大な台地状1653mに出る。
枯れたハイマツ帯
枯れたハイマツ帯を過ぎると、岩と石と砂の世界になる。風が吹いたら、目を開けることはできないだろう。
岩のペンキの目印と、標識テープに従いトラバース気味に尾根の縦走路を目指す。じきに雪渓が見えてくる。もうじき初雪が降ると思うが、そうすると万年雪と言っていいのか?この雪渓下を通り、不安定な砂状の急斜面を直上すると、広々とした稜線上の縦走路に出る。ここから、15分で頂上である。
雪渓
縦走路
頂上直下
望岳台には人が多かったというが、まだ頂上には数人しか居ない。夏にはうるさいほどいたハエもさすがにこの時期にはいない。ガスがかかって展望が利かないが、ゆっくり休憩を取って下山した。
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