火坂雅志: 軒猿の月
- 2011年2月 3日 08:52
- ブックレビュー
上杉謙信の忍び、軒猿に下されたある密名とは---「飛び加藤」こと加藤段三と軒猿の凄絶な戦いを描いた表題作を始め、上杉家家臣・神余小次郎親綱の心の底に迫る『人魚の海』。信長暗殺をたくらむ忍びの悲劇『夜光木』。秀吉の国家統治政策に従事する男が出合う恐怖『家紋狩り』。剣豪・塚原卜伝と謎の刀術使いの戦い『卜伝花切り』など、歴史小説の旗手が描く、著者の魅力が濃縮された八篇。
2010年10月29日 第1版第1刷
PS:私としては、八篇目の『子守唄』が印象的でした。思わず落涙しました。
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