佐藤雅美: 町医 北村宗哲
- 2011年2月21日 09:05
- ブックレビュー
江戸・芝神明前の医院「北村堂」はいつも大繁盛。腕利きであるうえ義に厚い宗哲だが、訳あって人を斬り、長い逃亡生活を送っていた過去を持つ。そのためか、「その筋」から厄介な頼み事が持ち込まれることもある。ある日、昔の知り合い半五郎が労咳を病んだ身でふらりと江戸に現われた。宗哲は住む部屋を世話するが、家主に思わぬことで苦情を言われ・・・・・・・。
平成20年12月25日 初版発行
元渡世人にして名医と評判の宗哲のもとには、患者だけでなく時に厄介な相談事が舞い込む。人宿に奉公の口を探しに来た女りゑは、将来を言い交わした男が思わぬ借金を背負ってしまったため売女奉公をしたいと言う。ところが証文を交わした夜、人宿の2階でりゑが突然、苦しみ始めた。請われて往診に出向いた宗哲は薬を処方したが、よくならないばかりか事態は思わぬ方へ流れて・・・・・・。
平成22年12月25日 初版発行
- カテゴリ
- アーカイブ
- 購読
- Powerd By