井上 靖: 敦煌
- 2010年6月 9日 08:29
- ブックレビュー
官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。その時彼女は趙に一枚の小さな布切れを与えたが、そこに記された異様な形の文字は彼の運命を変えることになる・・・・・・・。西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン。
昭和40年6月30日 発行
平成21年12月10日 88刷改版
PS:40年ほど前に一度読んだのですが、再読しました。さすがに読み応えのある本です。
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