風野真知雄: 幻の城
- 2010年3月17日 08:50
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慶長十九年(1614)、徳川家康との戦さの気運が高まる中、豊臣方の武将が続々と大阪城へ入場していた。大坂の陣の幕開けである。だが、真田幸村は、一抹の不安を覚えていた。大阪城には総大将にふさわしい器を備えた人物がいないのだ。「あの方しかいない」幸村は密かに根津甚八らを流人の島・八丈島に向かわせる!狂気の総大将を描く、もう一つの「大坂の陣」。
平成21年4月20日 初版第1刷発行
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