藤沢周平: 又蔵の火
- 2009年10月19日 09:03
- ブックレビュー
一族の面汚しとして死んだ放蕩者の兄のため、理不尽ともいえる仇討ち甥に挑む又蔵。鮮烈かつ哀切極まる決闘場面の感動が語り継がれる表題作の他、島帰りの男と彼を慕う娘との束の間の幸せわ描いた「割れた月」など「主人公たちは、いずれも暗い宿命のようなものに背中を押されて生き、あるいは死ぬ」と作者が語った初期の作品集。
2006年4月10日 新装版第1刷
2006年9月5日 第2刷
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