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上田秀人: 破斬 勘定吟味役異聞(一)(二)(三)(四)(五)(六)(七)(八)
- 2009年5月14日 16:18
- ブックレビュー
破斬 勘定吟味役異聞
六代将軍家宣は、懐刀の新井白石の進言により勘定吟味役を復活、水城聡四郎が抜擢された。聡四郎は、勘定方に関わる一切を監査する役に戸惑いながらも、幕府財政の建て直しを図る。そんなとき、手抜き工事絡みで、庶民の貨幣への不信を知った。数回に及ぶ小判の改鋳は誰が? それに絡む利権の集約先は!?不正を糾す、聡四郎の免許皆伝・一放流必殺の太刀!
2005年8月20日 初版1刷発行
2008年5月30日 6刷発行
熾火 勘定吟味役異聞(二)
政敵荻原近江守を追放した新井白石は、その勢いをかって幕政を革新しようと水城聡四郎に新たな命令を下した。聡四郎は、白 石の強引な手法に疑問を感じながらも奔走する。そんな時、吉原から疑惑の金が幕府に流れているとの報せが白石の元に入った。罠か、それとも告発か。一万二千両の金はどこに?遊郭に巣くう悪漢どもを断つ、聡四郎の一放流の一撃!
2006年4月20日 初版1刷発行
2008年1月30日 2刷発行
秋霜の撃 勘定吟味役異聞(三)
六代将軍・家宣が世を去った。新井白石は、次期将軍の傳育係間部越前守と手を組むと見せかけつつ、失脚を策する。さらに家宣の墓所決定に疑惑を抱いた白石は、水城聡四郎に探索を命じる。徳川家縁の増上寺、寛永寺を調べる聡四郎を、御三家筆頭の尾張藩士たちが襲う。やがて尾張藩の背後に聡四郎を憎む豪商の影が・・・・・・・。
2006年8月20日 初版1刷発行
相剋の渦 勘定吟味役異聞(四)
川宗家を相続した家継の傅育係・間部越前守が襲撃された。賊は次期将軍の座を狙う手の者か?勘定吟味役・水城聡四郎は、新井白石に忌避されている身でなすすべがない。そんな時、尾張藩を放逐されたお旗持ち衆の画策やね長崎奉行減員の噂を知った。そこに、敵対していた豪商・紀伊国屋文左衛門が、聡四郎に手を組まぬかと再三にわたって言い寄ってくるが・・・・・・・。
2007年1月20日 初版1刷発行
地の業火 勘定吟味役異聞(五)
徳川御三家筆頭尾張家当主・吉通が急死。江戸入りしていた紀州家当主・吉宗も動く。水城聡四郎は、吉通の死の謎を探るよう、新井白石に命ぜられ、今日へ上る。聡四郎を阻止すべく、東海道を暗躍する刺客たち。背後には紀伊国屋文左衛門の影が-------。幼き七代将軍・家継を巡り、混迷を深める幕府と御三家の争い。一放流の豪剣で立ち向かう聡四郎は、正義を貫けるか!
2007年7月20日 初版1刷発行
2009年2月10日 3刷発行
暁光の断 勘定吟味役異聞(六)
春早々、水城聡四郎は、新井白石から大奥年寄絵島の起こした騒動について調べよと命ぜられた。幕府最大の懸案は、七代将軍家継の後継者を誰にするか。政敵同士が暗躍し、大奥での対立には豪商紀伊国屋文左衛門の影が?尾張藩騒動後、次期将軍継承者は紀州家当主・徳川吉宗か、それとも・・・・・・。巨万の富を誇る豪商が狙う標的とは!?阻むか聡四郎の必殺の一閃!
2008年1月20日 初版1刷発行
将軍家宣の寵臣だつた間部詮房と新井白石が謀議?情報を得た豪商紀伊国屋文左衛門が、米相場の暴落を策す。水城聡氏郎と家士の大宮玄馬は、白石の命で探索中、忍や僧侶たちに襲撃される。豪商が放つ暗殺集団か?死期の迫った柳沢吉保の最後の野望に肩入れする紀伊国屋が、大奥に送り込んだ刺客とは!?次期八代将軍を巡る暗闘に。聡四郎主従の剣が閃く!
2008年7月20日 初版1刷発行
流転の果て 勘定吟味役異聞(八)
柳沢吉保の遺言を果たすべく、徒目付永渕啓輔は徳川吉宗の命を狙って紀州城下に潜入。一方、江戸では幼い将軍家継暗殺に、豪商紀伊国屋文左衛門が放った刺客と警固の伊賀組が死闘を展開する。その大奥で中臈を吟味していた水城聡四郎は、渦中に身を挺し、将軍の危難を救う。次の将軍の座は誰に!?やがて一放流の聡四郎の前に一伝流の宿敵が闘いを挑んできた!
2009年1月20日 初版1刷発行
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