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藤沢周平: 風の果て(上)(下)
- 2009年3月21日 08:32
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首席家老・桑山又座衛門の許に、ある日、果し状が届く。恥知る気あらば決闘に応じよ、と。相手は野瀬市之丞。かつては同じ部屋住み・軽輩の子、同門・片貝道場の友であるが、市之丞は今なお娶らず禄喰まぬ“厄介叔父”と呼ばれる五十男。・・・・・・歳月とは何か、運とは悲運とは?運命の非常な饗宴を隈なく描く、武家小説の傑作!
1988年1月10日 第1刷
2005年9月20日 第23刷
かつての軽輩の子は家老職を占めるに至る。栄耀きわめたとはいえ執政とは孤独な泥の道である。策謀と収賄。権力に近づいて腐りり果てるのがおぬしののぞみか、市之丞は面罵する。又左衛門の心は幎い、執政などになるから友と斬りあわねばならないのだ・・・・。逼迫財政打開として荒地開墾の鍬はなお北へのびている。
1988年1月10日 第1刷
2007年8月5日 第28刷
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