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芥川龍之介-少年・大導寺信輔の半生

img-819080806.jpg「少年」は<保吉物>中で一級の名作。夕暮の風呂場で少年の心に感じた死。幻燈の淋しい風景画の中に見た、不思議な少女の幻影。----これらは半自伝「大導寺信輔の半生」に描かれた“ただ頭ばかり大きい、不気味なほど痩せた”著者少年期の、鋭敏な感覚と暗鬱な魂を窺わせる。表題作のほか各評論「芭蕉雑記」,講演等二四篇を収録。

昭和44年7月20日 改版初版発行
昭和48年7月30日 改版5版発行

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