- 2008-08-30 (土)
- ブックスレビュー
中国古典の含蓄深い精神を現代につたえる名手貝塚教授が、青年時代より敬愛し研究しつづけてきた司馬遷の名著『史記』の精髄を展開する。
商君、蘇秦、孟嘗君、新始皇、李斯、陳勝、項羽、高祖、酷史、貨殖、遊侠、食客等等、古代中国の群像は、宮刑の屈辱に堪えてまで歴史家としての使命に徹した司馬遷によって不朽となった。竹簡百三十巻の大著を書いた人、書かれた人の精神は、ここに新鮮な感動を伴って再現されている。
昭和38年5月25日 初版
昭和52年5月30日 44版
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