- 2008-08-19 (火)
- ブックスレビュー
最も魅力的な信長像--戦後無頼派作家の代表格にして物語の名手・坂口安吾が描く戦国の英雄・信長の若き日々。「尾張の大タワケ」がマムシと呼ばれた義父・斉藤道三と繰り広げる神経戦。次々と版図を広げていくための縦横無尽の戦略・戦術。身内の古参の部下さえ許さぬ苛烈な精神。そして千載一遇の好機に賭けた宿敵・今川義元との血戦・桶狭間の戦い--乱世を阿修羅のごとく生きた男が、いま甦る!
2008年6月19日 第1刷発行
- Newer: 芥川龍之介-少年・大導寺信輔の半生
- Older: SCHUBERT-SYMPHONY NO.9