- 2008-08-06 (水)
- ブックスレビュー
第八部 保守回生
昭和55年6月、大平正芳死す。
戦後はじめての現職首相の死は、衆参同時選挙をたたかう自民党の連体意識をたかめ、“弔い合戦”を合い言葉に、予想をはるかにうわまわる大勝利をもたらした。
しめやかに営まれる自民党葬の舞台裏では、後継者選びの思惑が渦巻いていた。マスコミに登場する有力候補をよそに、“目白の闇将軍”の肚は決まっていた。派閥力学の加減乗除は、予想もしないダークホースを浮上させた。
昭和56年8月10日 初版発行
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