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坂口安吾-堕落論

img-710082226.jpg 「日本は負け、そして武士道は亡びたが、堕落という真実の母胎によって始めて人間が誕生したのだ。生きて堕ちよ、その正当な手段の外に、真の人間を救い得る便利な近道がありうるのだろうか」と作者はいう。読者はこの集で、作者の世俗におもねらない苦行者の精神に燃えてほろびないあたらしい声を聞くのであろう。

昭和32年 5月30日 初版発行
昭和48年10月20日 改版22版発行

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