- 2008-07-21 (月)
- 住まいのギャラリー
今まで、地中へ放熱された熱はそのまま地か深く逃げてしまうと考えられていました。しかし実際には熱は逃げ切らずに地下2M程度の深さで留まり、天然の蓄熱層を形成します。地球はもともと熱球で地中には地熱があります。このため冬は地中温度か地表面温度より高い状態になっており、深くなればなるほど温度は高くなります。地中へ放熱された熱は均衡する地中温度域で移動が止まり、結果的に自然の蓄熱層を形成するのです。この現象に今まで誰も気がつきませんでした。
施工手順は、上記の流れになります。簡単に説明しますと、
① 支給される「パネル配置図」に従って電熱パネルを配置します。
② CV線とリード線を圧着スリーブで接続し、インシュロックで配線エンドキャップ内に固定します。
③ PFS管の両端、リード線、トーメーキャップ部の5箇所に確実にシリコンを注入します。
④ 結線完了後、回路毎に抵抗値の測定 、絶縁チェックを行います。
⑤ パネルを傷つけないよう100mm程度の保護砂をかぶせます。
⑥ 保護砂の上にさらに砕石等をかぶせ、施工完了後しっかりとプレートで転圧。この後に防湿シートを敷き詰め、回路毎に抵抗値の測定、絶縁チェックをします。
⑦ 土間床の配筋を施工し、床センサーを配筋に取り付けます。
⑧ コンクリートを打設します。これでサーマスラブの電熱パネルが完全に埋設されました。ここでも再度、回路毎に抵抗値を測定、絶縁チェックします。
今後の工程で改めて上記の工程をご案内させていただきます。
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