- 2008-06-26 (木)
- ブックスレビュー
貧しい浪人生活から儒者、歴史家としてようやく甲府藩にめしかかえられた新井白石は、綱吉の死後、六代将軍家宣となった藩主とともに天下の経営にのり出していく。和漢の学に精通し、幕政改革の理想に燃えたが、守旧派の抵抗は執拗だった。政治家としても抜群の力量を発揮した白石の生涯を描く長編感動作。
2005年 5月15日 新装版第1刷発行
2007年12月 3日 第7刷発行
内政外交の両面で新井白石は難題に挑んでいく。綱吉時代に乱れた経済立て直しのための通貨改革、朝鮮使節との交渉。国のため、民のために正論を吐く白石だが、その活躍ぶりを快く思わない政敵も増えた。そんななか、白石を全面的に庇護してきた家宣の死で、白石の運命は、また大きく変わることとなった。
2005年5月15日 第1刷発行
2006年12月1日 第4刷発行
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