- 2008-06-11 (水)
- ブックスレビュー
われわれ日本人は自分自身について、自分たちの国についていったい何を知っているのか?在日30年のジャーナリストが冷徹な眼でえぐり出したこの国の真の姿に、われわれは慄然とせずにはいられない。日本における権力の行使のされ方に焦点をあて、政治、ビジネス、教育等あらゆる側面からこの国を動かす特異な力学を徹底的に分析した、衝撃の日本社会論。本書に匹敵しうる日本論を、日本人自身はついに書き得なかった。
1994年4月15日 発行
1994年5月31日 2刷
PS:少し古く日本人論ブームの時の本ですが、的確な見方をしていると思います。
国際社会において期待される行動を十分とることもできず、諸外国からは奇異の目で見られている国、日本。権力をもつ者たちが力の均衡をはかりながらも究極的な責任主体はどこにも存在しない、というこの奇妙な社会のあり方<システム>と名づけた著者は、膨大なデータをもとにその謎を大胆に解きほぐしてゆく。新たに今後の社会動向を展望した章を加筆しての文庫新版。現代日本を知るための必読書。解説/橋爪大三郎
1994年4月15日 発行
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