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司馬遼太郎-国盗り物語(一)(二)(三)(四)
- 2008年3月11日 15:02
- ブックレビュー
世は戦国の初頭。松浪庄九郎は妙覚寺で「知恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代をを乗っ取り、精力的活緻密な踏査によって、美濃ノ国を<国盗り>の拠点と定めた!戦国の革命児斉藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。
昭和46年11月20日 発行
平成16年12月 5日 84刷
PS:面白くて一気に読めます。道三の娘の濃姫が織田信長と結婚しますが、信長が世に出る少し前の物語です。大河ドラマにするのは少し難しいのでしょうか?
気運が来るまで気長く待ちつつ準備する者が智者。気運が来るや、それをつかんで一息に駆けあがる者が英雄。------それが庄九郎の信念であった。そして庄九郎こそ、智者であり英雄だった。内紛と侵略に明け暮れる美濃ノ国には英雄の出現を翹望する気運が満ちていた。〝蝮〟の異名にふさわしく、周到に執拗に自らの勢力を拡大し、ついに美濃の太守となった斎藤道三の生涯。
昭和46年11月20日 発行
平成16年12月 5日 83刷
美濃を征服した斎藤道三は義理の子義竜の反乱に倒れたが、自らの天下統一の夢を女婿織田信長に託していた。今川義元を奇襲して鋭鋒を示した信長は、義父道三の仇を討つべく、賢臣木下藤吉郎、竹中半兵衛の智略を得て美濃を攻略した。上洛を志す信長はさらに畿内制覇の準備工作を進めてゆく・・・・・・。信長の革命的戦術と人間操縦、その強烈な野性を、智将明智光秀を配して描く怒濤編。
昭和46年12月20日 発行
平成16年12月 5日 85刷
すさまじい進撃を続けた織田信長は上洛を遂げ、将軍足利義昭を擁立して、天下布武の理念を実行に移し始めた。しかし、信長とその重臣明智光秀との間には越えられぬ深い溝が生じていた。外向する激情と内向すし鬱結する繊細な感受性----共に斎藤道三の愛顧を受け、互いの資質を重んじつつも相容れぬ二つの強烈な個性を現代的な感覚で描き、「本能寺の変」の真因をそこに捉えた完結編。
昭和46年12月20日 発行
平成16年12月 5日 85刷
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