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ブックレビュー: 2021年3月アーカイブ
浅田次郎: 長く高い壁
- 2021年3月29日 08:37
- ブックレビュー
1938年秋。従軍作家として北京に派遣されていた小柳逸馬は、突然の要請で前線へ向かう。
検閲班長・川津中尉と赴いた先は、万里の長城・張飛嶺。
そこでは分隊10名が全員死亡、戦死ではないらしいという不可解な事件が起きていた。
千人の大隊に見捨てられ、たった30人残された「ろくでなし」の小隊に何が起きたのか。
令和3年2月25日 初版発行
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ヘミングウェイ : 誰がために鐘は鳴る(上)
- 2021年3月23日 08:09
- ブックレビュー
共和国側の義勇兵であるアメリカ人ジョーダンはね山峡の橋の爆破を命じられる。
協力するゲリラ隊には、腹の読めないパブロ、女傑ピラール、
そして敵側に両親を殺された娘、マリアらがいた。
無垢なマリアと恋に落ちたジョーダンだが、
死を賭した作戦決行が数日後に迫っていた。
平成30年3月1日 発行
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パール・バック: 大地(四)
- 2021年3月15日 08:36
- ブックレビュー
六年間の孤独なアメリカ留学生活を終え、故国に帰った王淵はひとりの女性と再会する。
義母が自堕落な自分の娘・愛蘭のかわりに引き取って育てた孤児の美齢は、
医学を志す美しい女性になっていた。美齢の自立した進歩的な考えに引かれ、
淵はしだいに美齢を愛するようになるのだが---------。
昭和29年3月25日 発行
平成30年5月5日 89刷
PS: 中学生の時に一度読んでいるのですが、時代背景が分からなかったので、ただ読んだだけでした。
改めて読むと現代の中国社会にも通じるものがあるような気がします。
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パール・バック: 大地(三)
- 2021年3月 4日 08:19
- ブックレビュー
自暴自棄になって兄たちがそれぞれ世話をした嫁を二人とも娶ってしまう。
二人の妻は、男児と女児を一人ずつ生むが、息子の王淵は、軍人である父を憎み、
祖父・王龍の血を引いて土地を愛し、農民の生活に憧れる青年に育つ。
革命運動が中国全土を覆うようになり、いとこの猛と共に革命党に加わった淵は
、官憲に捕らわれて死刑を待つばかりの身となるが----------。
昭和29年3月15日 発行
令和3年1月10日 93刷
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