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ブックレビュー: 2021年2月アーカイブ
パール・バック :大地(二)
- 2021年2月26日 08:59
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極貧の小作農から這い上がった王龍の心は、大富豪となってからも大地を離れることはなかった。
だが、三人の息子たちは農民にならず、それぞれの道を歩み始める。
王大は地主に、王二は商人に、そして王三は王虎将軍と呼ばれ、恐れられるほどの軍人になった。
年老いた王龍が死に瀕したとき、その枕元で息子たちは、
両親が血のにじむような努力を重ねて手に入れた土地を売る相談を始める。
昭和29年3月8日 発行
平成27年3月5日 94刷
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池波正太郎: その男(三)
- 2021年2月19日 08:19
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剣を捨てた虎之助は神田今川町で“開花散髪処”を開き穏やかな暮らしを送ろうとしていた。
そんなある日、偶然にも元薩摩藩士の中村半次郎に再会する。
虎之助の運命は再び波瀾へと動いていくのであった-----。
2019年12月10日 新装版第1刷
2020年5月10日 第2刷
PS: あまりお勧めではありませんでした。
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池波正太郎: 蝶の戦記(上)
- 2021年2月 9日 08:47
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尾張は、清州城下のはずれで、弐重の於蝶は五月晴れのもとにのびやかな肢体をなげだしていた。
夏草のにおいと果肉のような体臭に木立を進む武士は惑乱した。
一瞬の後に---------。
川中島か姉川合戦に至る年月を甲賀忍びの技と道に賭してゆく於蝶。
おのが生理と心をあやつり、死闘を繰り広げる女忍びの活躍は、ここからはじまる。
2001年12月10日 新装版第1刷
2019年10月5日 第19刷
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山本一力: 赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え
- 2021年2月 3日 08:47
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上司の不始末の責めを負って同心を辞し、刀を捨てて損料屋を営む喜八郎。
不況の嵐が吹き荒れる江戸に新しく普請された、
大人気の湯屋「ほぐし窯」の裏側を探るうち、公儀にそむく陰謀に気づく-------。
そして江戸屋の女将秀弥との、不器用な恋の行方は?
2008年 6月10日 第1刷
2020年11月10日 第12刷
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