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ブックレビュー: 2020年4月アーカイブ

戸川猪佐武 小説吉田学校 第八部保守回生

20200416131712-2昭和55年6月、大平正芳死す。
戦後はじめての現職首相の死は、衆参同時選挙をたたかう自民党の連帯意識をたかめ、“弔い合戦”を合い言葉に、予想をはるかにうわまわる大勝利をもたらした。
しめやかに営まれる自民党葬の舞台裏では、後継者選びの思惑が渦まいていた。マスコミに登場する有力候補をよそに、“目白の闇将軍”の肚は決まっていた。派閥力学の加減乗除は、予想もしないダークホークを浮上させた。

昭和56年8月10日 初版発行

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佐藤雅美: 樓岸夢一定

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信長の能力と残忍性をいち早く見抜き、桶狭間で戦功を上げながらも臣下として仕えることを拒み続けた蜂須賀小六。やがて足軽組頭に過ぎぬ秀吉を主人と定め、調略・外交一切を引き受け悉く成功させ、秀吉躍進の最大の功労者となる。

2001年9月15日 第1刷発行

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小説吉田学校 第七部四十日戦争

20200416131712-1昭和54年10月、衆院選自民党惨敗。グラマン・鉄建公団不正事件などで停滞する審議。大平は、東京サミットの成功をバネに、解散を強行した。官僚的発想の増税案と驕りに、審判の目は厳しかった。
248-----前回の敗北をも下まわった議席。鈍牛のしたたかさでいすわる大平に、非主流各派の退陣要求は重くのしかかった。異例ともいえる国会の四十日間の空白は、派利派略の汚水のなかで展開された。

昭和56年6月10日 初版発行

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津本 陽: 夢のまた夢(四)

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旧主信長が夢見た天下統一を秀吉はついに成し遂げる。だがその心には、老いて得た嫡子・鶴松の行く末の不安、いかな栄達もこの世限りという哀感が漂っていた。家中に石田三成ら武家官僚と他の武将たちとの軋轢が生じるなか、秀吉は自らを鼓舞し、明国討伐に着手する。

平成24年12月10日 初版発行

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戸川猪佐武: 小説吉田学校 第六部田中軍団

20200321131417

昭和53年11月、自民党総裁公選。
政界・マスコミは、なべて福田有利のの方向に予想した。自信を深める福田に、“目白の闇将軍”は燃えた。多数派をしめる田中軍団にとっては、他派長期政権の誕生は、派閥消滅の危機をはらんでいた。
対決をためらう大平の思惑をよそに、結束を固める大角連合。日中友好問題・行政改革で苦悩する内閣。予想をくつがえす大逆転劇の幕は、一人の男の手であげられつつあった。

昭和56年5月10日 初版発行
昭和56年6月30日 三版発行

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戸川猪佐武: 小説吉田学校 第五部保守新流

20200321100323昭和51年7月、田中前首相逮捕。
検察側の思い切った頂上作戦に、自民党は色を失った。少数派閥ながら、椎名裁定で政権をにぎり、ロッキード徹底解明をもくろむ三木の前に、派閥力学の原理は非情だった。
党内の不満を結集して“三木おろし”をはかる挙党協。解散権も行使できず、むなしく時をすごす三木内閣の弱体ぶり。党と内閣に下された国民の審判は-------?

昭和56年4月10日 初版発行

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佐藤雅美: 手跡指南 神山慎吾

20200312080828公金横領の罪で父が切腹、失意のうちに故郷を捨て、江戸で手習い師匠となった神山慎吾。だが幽閉された当主の丹波守から遣わされた使者・加奈の言により、心ならずも暴政吹き荒れる修羅場へ舞い戻る羽目に。奸計、嫉妬の渦巻く中、奮闘する慎吾の前に明らかになった父の死の意外な真相とは!?

1999年9月15日 第1刷発行
2001年9月29日 第5刷発行

PS:少し話の流れに無理があったような気がします。

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