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ブックレビュー: 2019年5月アーカイブ
佐藤雅美: 侍の本分
- 2019年5月28日 08:46
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主君のことを思えばこそ、主君におもねってはならない-------頑固一徹、
家康に対しても己の言を曲げなかった徳川家の譜代、大久保彦左衛門。
その強情な性分から、元和偃武を迎えたときの禄はわずか千石だった。
そんな彦左衛門が子孫に向けて書き遺した『三河物語』には、
徳川家と、それに仕えた大久保一族の歴史が描かれている。
彦左衛門が語る侍の本分とは?
31年4月25日 初版発行
PS: 氏の作品はほとんど読んでいますが、今回の作品は?
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司馬遼太郎: 竜馬がゆく(七)
- 2019年5月24日 10:54
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同盟した薩摩と長州は着々と倒幕の態勢を整えてゆく。
が、竜馬はこの薩長に土佐等を加えた軍事力を背景に、思い切った奇手を案出した。
大政奉還------幕府のもつ政権をおだやかに朝廷に返させようというものである。
これによって内乱を避け、外国に侵食する暇を与えず、
京で一挙に新政府を樹立する------無血革命方式であった。
1998年10月10日 新装版第1刷
2018年5月5日 第29刷
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司馬遼太郎: 竜馬がゆく(六)
- 2019年5月16日 08:21
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幕府を倒すには薩摩と長州が力を合わせれば可能であろう。
しかし互いに憎悪しあっているこの両藩が手を組むとは誰も考えなかった。
奇蹟を一人の浪人が現出した。
竜馬の決死の奔走によって、慶応二年一月、幕府の厳重な監視下にある京で、
密かに薩長の軍事同盟は成った。
維新への道はこの時、大きく未来に開かれたのである。
1998年10月10日 新装版第1刷
2017年9月5日 第28刷
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風野真知雄: 卜伝飄々
- 2019年5月 8日 08:40
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戦国時代に生きた伝説の剣豪、塚原卜伝。
十三代将軍・足利義輝など、名だたる剣豪を弟子に持ち、
諸国を放浪したとされる卜伝だが、
老境へと差し掛かり、男の煩悩と生への執着に囚われた人間が、
いかにして人生を過ごしていくのか、その術を得る過程を、
彼と関わった人物を通してペーソスとユーモアにあふれた時代小説。
2018念4月10日 第1刷
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