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ブックレビュー: 2019年3月アーカイブ

司馬遼太郎: 竜馬がゆく(四)

 20190325081758

志士たちで船体を操り、大いに交易をやり、時いたらば倒幕のための海軍にする-------

竜馬の志士活動の発想は奇異であり、ホラ吹きといわれた。

世の中はそんな竜馬の迂遠さを嘲うように騒然としている。

反動の時代------長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権も瓦解した。

が、竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れたのであった。

 

1998年9月10日 新装版第1刷
2018念3月25日 第29刷

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司馬遼太郎: 翔ぶが如く(一)

20190325081736

明治維新とともに出発した新しい政府は、内外に深刻な問題を抱え絶えず分裂の危機を孕んでいた。

明治六年、長い間くすぶり続けていた不満が爆発した。

西郷隆盛が主唱した「征韓論」は、国の存亡を賭けた抗争にまで沸騰してゆく。

征韓論から、西南戦争の週末まで新生日本を根底からゆさぶった、激動の時代を描く。

 

2002年2月10日 新装版第1刷
2017年9月30日 第19刷

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司馬遼太郎: 竜馬がゆく(三)

20190228081111

浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。

勝との触れ合いによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩み始めた。

生麦事件など攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、

海外と交易しなければならない、とひそかに考える。

そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。

 

1998年9月10日 新装版第1刷
2018念11月5日 第30刷

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