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ブックレビュー: 2018年4月アーカイブ

谷口克広: 信長と消えた家臣たち

20180424081451

信長は天下統一の過程で多くの配下の者を粛清した。

反逆が疑われる者は無論のこと、抜擢に応えられなかった者も容赦なく切り捨てた。

なぜ信長は周囲の理解を超えた過酷な処分を行ったのか。

一方、趨勢が明らかにもかかわらず、結果的に少なくない数の武将が叛旗を翻したのはなぜなのか。

着々と進む天下統一の裏で続いていた信長と家臣、そして恭順した大名たちとの駆け引き。

その生々しい局面から、信長の戦略と素顔に迫る。

2007年7月25日 初版

2016年5月30日7版

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佐々木 譲: 武揚伝(中)

20180309081140

幕府艦隊は最新鋭の旗艦・開陽丸の艦長に榎本武揚を抜擢。

海軍力で薩長軍を圧倒するも、朝敵とされた徳川慶喜は抗戦に徹しきれず、

江戸城は無血開城する。

武装解除を逃れた幕府陸軍は、奥羽越列藩同盟への合流を図る。

一方、徳川家の海軍となった艦隊を率いる武揚は幕臣の務めを全うせんと苦闘するが-----。

 

2017年11月25日 初版発行

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磯田道史: 日本史の内幕

20180224081536

西郷隆盛の性格は、書状からみえる。

豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。

著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。

司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった。

2017年10月25日 初版

2018年1月5日 6版

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井上 靖: 楼蘭

20180226082222

大国の漢と匈奴にはさまれた弱小国楼蘭は、

匈奴の劫掠から逃れるために住み慣れたロブ湖畔の城邑から新しい都城に移り、

漢の庇護下に入った。

新しい国歌は鄯善と呼ばれたが、人びとは自分達の故地を忘れたことはなかった。

それから数百年を経て、若い武将が祖先の地を奪回しようと計ったが-------。

 

昭和43年1月25日 発行
平成26年6月20日 63刷

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