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ブックレビュー: 2016年9月アーカイブ
加藤 廣: 水軍遥かなり(上)
- 2016年9月24日 08:36
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志摩水軍の若き嗣子・九鬼守隆。水平線の彼方を眺めつつ戦国の世に育つ。
父・嘉隆に連れられ安土城で「天魔」と懼れられてた信長に会い、
この覇者が頑迷な京の暦学者達に苛立っていることを知る。
やがて本能寺の変。
羽柴秀吉が巧妙に信長の後継ポジションを掴んでいく。
2016年8月10日 第1刷
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火坂雅志: 常在戦場
- 2016年9月12日 08:38
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家康の周囲には異能異才の者たちがいた。
行商人ワタリの情報と絶対的な忠義で仕えた鳥居元忠、
馬上の局と呼ばれ戦場にまで赴いた阿茶の局、
「利は義なり」の志で富をもたらした角倉了以など七人を描く。
牧野忠成は戦の大失態の後、影働きで功を上げた。
常在戦場、手柄は合戦場の外にもあるのだ。
2015年5月10日 第1刷
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山本兼一: 心中しぐれ吉原
- 2016年9月 8日 08:31
- ブックレビュー
蔵前の札差・大口屋文七の女房みつが、桜が満開の頃、出会茶屋で役者と心中した。
しかし文七は、女房の不貞を信じられず、無理に殺されたに違いないと自ら探索をはじめる。
一方、大口屋の大旦那が、
〈花魁・瀬川に惚れさせた男に自らの持っている貸し金の証文を全部くれてやる〉と、
文七たち八人の分家の主に宣言したが------。
2016年6月18日 第1刷発行
PS:登場人物が少ないので、犯人はすぐ分りますが-----。
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池波正太郎: 鬼平犯科帳7
- 2016年9月 1日 08:23
- ブックレビュー
「長谷川平蔵と自分とが、もう切っても切れぬ間柄になってしまったことに、
私は気づかざる得ない」(作者の言葉)。
ますます円熟味をました筆先から次々と新しい鬼平像が描き出される。
2000年6月10日 新装版第1刷
2012年12月10日 第16刷
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