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ブックレビュー: 2016年8月アーカイブ
中路啓太: うつけの采配(下)
- 2016年8月25日 09:53
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始祖・毛利元就や叔父・小早川隆景ら名将たちの遺言を守り、
毛利と徳川との全面対決を阻止しようとする広家。
だが、安国寺恵瓊の策略により毛利輝元は反徳川勢の総大将に担ぎ出されてしまう。
このままではお家滅亡は必定と焦る広家は、
なおも戦闘を回避すべくぎりぎりの努力を続けるが、
遂に関ヶ原合戦の火蓋が切られることに!
2014年10月25日 初版発行
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藤沢周平: 漆の実のみのる国(下)
- 2016年8月20日 08:24
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天よ、いつまでわれらをくるしめるつもりですか。改革はままならない。
鷹山の孤独と哀しみを明澄な筆でえがきだす下巻。
けれど漆は生長し熟しはじめていた。
その実は触れあって枝先でからからと音をたてるだろう。
秋の野はその音でみたされるだろう------。
2000年2月10日 第1刷
2010年3月20日 第14刷
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和田 竜: 村上海賊の娘(二)
- 2016年8月 8日 08:14
- ブックレビュー
天下統一に乗り出した織田信長が、大坂本願寺を攻め立てていた天正四年。
一向宗の門徒たちは篭城を余儀なくされていた。
海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。
織田方では、泉州淡輪の海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。
武辺者揃いの泉州侍たち。
大地を揺るがす「南無阿弥陀仏」の大合唱。
難波海で、景が見たものは-----。
激突の第二巻。
平成28年7月1日 発行
PS: いまのところ第1・2巻とも全く面白くありません。
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池波正太郎: 鬼平犯科帳(六)
- 2016年8月 6日 08:23
- ブックレビュー
「つくづくとばかばかしく思うのだかよ」なれど「このお役目が、
おれの性にぴたりはまっている」のである。
だから火盗改方の長官・長谷川平蔵は、
疲れにもめげず今日もまた出勤する。
2000年5月10日 新装版第1刷
2015年11月25日 第21刷
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鬼塚 忠: 花戦さ
- 2016年8月 3日 08:41
- ブックレビュー
花の名手め池坊専好と茶の名人・千利休は互いに認め合い深い友情で結ばれている。
ところが利休は豊臣秀吉の命で非業の死を遂げた。
専好は花に救われ立ち直ったが、周りの罪なき者たちが、またもや秀吉のせいで命を落としていく。
怒りに震える専好は秀吉への仇討ちを決意した。
それも刃ではなく花を用いた方法で-------。
平成28年5月25日 初版発行
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池波正太郎: 鬼平犯科帳(五)
- 2016年8月 1日 08:20
- ブックレビュー
横なぐりに脇差をたたきつけてきた。
かわしきれなかった。
浅手なずら左肩を切り裂かれた平蔵。
「鬼平。お前もこれまでだな」闇の底から、編切の甚五郎の声が聞こえた。
2000年5月10日 新装版第1刷
2016年2月5日 第21刷
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