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ブックレビュー: 2016年7月アーカイブ

藤沢周平: 漆の実のみのる国(上)

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貧窮のどん底にあえぐ米沢藩。

一汁一菜をもちい、木綿を着て、藩政たてなおしに心血をそそいだ上杉鷹山と執政たち。

政治とは、民を富まし、しあわせな日々の暮しをあたえることにほかならない。

 

2000年2月10日 第1刷
2014年1月25日 第19刷

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山本七平: 「常識」の研究

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戦前・戦後を通じていえることは「権威は消えたが常識は残った」である-----

われわれの日常生活の行動規範であり、それに基づく判断の基準となる「常識」について、

様々な角度から考察する。

「常識」の違いにより生じる国際社会での誤解など、

現代を生きる私たちが今こそ知っておくべき「教訓」を指し示す貴重な一冊。

 

2015年6月10日 新装版第1刷

 

 

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佐藤雅美: 知の巨人 荻生徂徠伝

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江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。

幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。

その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。

貧困、学者からの無視、妬み混じりの反撥------

どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。

 

平成28年4月25日 初版発行

PS: 私には難しかったです。

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和田 竜: 村上海賊の娘(一)

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時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊-----------。

瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。

彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。

海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。

この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く------。

 

平成28年7月1日 発行

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池波正太郎: 鬼平犯科帳(四)

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はっと、平蔵が舟の中へ身を伏せた。

荒屋敷の潜門がしずかに開き、浪人風の男があらわれ、あたりに目をくばっている。

(これほどの奴がいたのか-----)平蔵の全身をするどい緊張がつらぬいた。

 

2000年5月10日 新装版第1刷
第19刷

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青山文平: 伊賀の残光

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その誇りに、囚われるな-------。

鉄砲百人組の老武士、山岡晋平。伊賀衆ながら伊賀を知らず、

門番の御役目とサツキ栽培で経つ活計わ立てていた。

だがある日、伊賀同心の友が殺される。

大金を得たばかりという友の死の謎を探る中、

晋平は裏の隠密御用、伊賀衆再興の企て、そして大火の気配を嗅ぎ取った。

 

平成27年10月1日 発行

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