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ブックレビュー: 2015年8月アーカイブ
浅田次郎: 一路(上)
- 2015年8月28日 08:48
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失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。
齢十九にして初めて訪れた故郷では、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。
失火は大罪にして、家督相続は仮の沙汰。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったが、
家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!
2015年4月25日 初版発行
2015年5月25日 3刷発行
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岩永淳庵: 蘭学探偵 幽霊と若侍
- 2015年8月26日 10:58
- ブックレビュー
恋人の辰巳芸者・豆吉が毎日のように寺に通っているのを不審に感じた若き蘭学者・岩永淳庵。
実は亡くなった父親の幽霊に会うためだったと語る豆吉だが、
裏に必ずからくりがあると踏んだ淳庵は、蘭学の知識を駆使して真相に迫る。
2015年6月15日 初版第1刷発行
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土橋章宏: 超高速! 参勤交代
- 2015年8月13日 08:20
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東北の湯長谷藩は、ある日お上から謂れのない難癖をつけられ、急遽5日以内に江戸へ参勤せよと命じられる。
叛けばお取り潰し必定。-----時間がない。財政難の小藩には費用も、行列を組む人でもない。
心優しき藩主内藤政醇は知恵者の家老と共に策をこらす。
2015年4月15日 第1刷発行
2015年6月18日 第5刷発行
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山本兼一: いっしん虎徹
- 2015年8月 8日 08:17
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越前から重症の妻と共に江戸へと向かった鍛冶の秘めたる決意。
それは、「己が作った兜を、一刀のもとに叩き切る刀を鍛える」という途方もないものだった。
後に彼の刀を、数多の大名、武士が競って所望したという、伝説の刀鍛冶、長曽祢興里こと虎徹の、
鉄と共に歩み、己の道を貫いた炎の生涯を描く。
2009年10月10日 第1刷
2014年 7月15日 第8刷
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池波正太郎: 男振
- 2015年8月 4日 08:34
- ブックレビュー
若くして頭髪が抜け落ちる奇病を主君の嗣子・千代之助に、侮蔑された17歳の源太郎は、乱暴をはたらき監禁される。
別人の小太郎を名のって生きることが許されるが、実は主君の血筋をひいていることから、お家の騒動にまきこまれることになる。
しかし、源太郎は、宿命的なコンプレックスを強力なエネルギーに変えて、市井の人として生きる道を拓いていく。
清々しく爽やかな男の生涯。
昭和53年11月27日 発行
平成24年6月20日 80刷
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