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ブックレビュー: 2014年10月アーカイブ
指方恭一郎:銭の弾もて秀吉を撃て
- 2014年10月20日 08:25
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博多の貿易商として巨万の富を築いた島井宗室だが、朝鮮出兵を計画する豊臣秀吉に反対して蟄居を命じられる。「兵戈なき場所でしか、商いは栄えぬ」という商道のもと、宗室がたてた策略とはーーーーーー。
2014年3月5日 第1刷発行
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大石直紀:武士の献立
- 2014年10月 8日 08:17
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気の強さが仇となり一年で婚家を離縁された春だったが、彼女は優れた味覚と料理の腕を持っていた。それを加賀藩の料理方・舟木伝内に見込まれ、息子の嫁にと懇願される。
熱心な伝内の頼みに、遥か江戸から金沢へと嫁入りした春。彼女を待っていたのは四つ年下で、料理にはまつたく関心のない夫・安信だった。
料理方の家に生まれた安信は、武士は武道に励むものと剣の道に勤しみ、包丁を持っても熱心ではない。春はそんな安信に、包丁の腕比べを申し出る。それは彼女が勝ったら安信に料理指南をうけてもらう、安信が勝ったら春とは離縁するというものであった。
2013年11月11日 初版第1刷発行
2013年11月26日 第2刷発行
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葉室 麟:いのちなりけり
- 2014年10月 1日 08:22
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あの時桜の下で出会った少年は一体誰だったのか------鍋島と龍造寺の因縁がひと組の夫婦を数奇な運命へと導く。〝天地に仕える〟と次期藩主に衒いもなく言う好漢・雨宮蔵人と咲弥は、一つの和歌をめぐり、命をかけて再会を期すのだが、幕府・朝廷が絡んだ大きな渦に巻き込まれていってしまう。その結末は-----。
2011年2月10日 第1刷
2014年7月5日 第10刷
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