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ブックレビュー: 2014年6月アーカイブ

辻堂 魁: 風塵(上) 風の市兵衛

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師走雪の夜、元松前奉行配下の旗本が射殺された。銃は西洋製で、賊はえぞ地での遺恨を口にしたという。北町同心・渋井が捜査を開始した同じ頃、渡り用人・唐木市兵衛は元老中・奥平純明から、碧眼美麗な側室・お露と二人の子の警護役に雇われる。やがて純明が破綻したえぞ地開発の推進者だったことが判明、屯田兵として入植した八王子千人同心の悲劇が浮上する・・・・・。

平成25年6月5日 初版第1刷発行

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佐藤雅美: ちよの負けん気、実の父親

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八丁堀小町と呼ばれているちよは、料理茶屋・観潮亭の看板娘として評判を得ていたが、抜群の三味線の腕を持つみわに看板娘の座を取って代わられる。さらに、みわの出生の秘密に負けん気を起こしたちよが「あたいは公方様のお姫様かもしれない」と思い込み・・・・・・・・・。

2014年5月15日 第1刷発行

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佐藤雅美: 私闘なり、敵うちにあらず 八州廻り桑山十兵衛

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武州からあてもなく北に向かった桑山十兵衛は、鳥居丹波守の城下町壬生で、旧知の吉村太左衛門を訪ねた。だが吉村は当地の名門総領息子から逆恨みされた挙句、果し合いで討たれていた。士道不覚悟で吉村家は改易。理のある者がなぜ、こんな目に・・・・・・・。

2014年5月10日 第1刷

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