Home> コラム > ブックレビュー: 2013年9月アーカイブ
ブックレビュー: 2013年9月アーカイブ
佐藤雅美: 覚悟の人 小栗上野介忠順伝
- 2013年9月19日 09:11
- ブックレビュー
黒船の来航以来、高まる外圧と倒幕勢力の伸張により瓦解寸前の徳川幕府を支える男がいた。その名は小栗上野介忠順。小栗は対ドル為替レートの不均衡や、相次ぐ賠償問題を含む外交ばかりでなく、財政再建や軍隊の近代化にも獅子奮迅の働きをみせた。しかし、その小栗をも飲み込む時代の大きなうねりが押し寄せていた-----。
平成21年12月25日 初版発行
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
辻堂魁: 風立ちぬ(上) 風の市兵衛
- 2013年9月14日 09:15
- ブックレビュー
九歳になる音羽の色茶屋の倅・藤蔵は、勘定方を輩出する算勘専門の私塾入門を目指し、〝算盤侍〟唐木市兵衛を師に招いた。同じ頃、市兵衛の周囲には、殺気を纏う托鉢僧や謎の祈祷師集団が出没、不穏に。一方、芸者勤めをする藤蔵の姉・歌は、旗本・桜井長太夫につきまとわれていた。やがて、祈祷師らが動き始め、江戸を地獄に変える夜が始まろうとしていた・・・・・・。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
辻堂魁: 風立ちぬ(下)
- 2013年9月14日 09:09
- ブックレビュー
旗本・桜井長太夫の芸者・歌への執着を利用して音羽の花街を取り締まらせ、同時に付け火で町方を混乱させた祈祷師盗賊団の金座襲撃は成功した。その夜歌が失踪、市兵衛は捜索に乗り出し、面目を失った奉行所も一味捕縛へ躍起に。最中、市兵衛に迫る托鉢僧が剣の兄弟子・真達で、目的が市兵衛誅殺と判明するが・・・・・・。
平成24年5月20日 初版第1刷発行
平成24年6月6日 第2刷発行
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
澤田ふじ子: 深重の橋(上)
- 2013年9月 5日 08:29
- ブックレビュー
京を焦土と化す応仁・文明の大乱の足音が刻々と迫る中、十五歳の少年(牛)が人買い商人の手で湯屋(風呂屋)へ売り飛ばされた。狡猾な主人が課す苛酷な労働に耐え、牛は逞しい男へと成長する。そして一緒に人買い市から売られてきた女と心を寄せ合うのだが・・・・・・。
2013年2月25日 初版発行
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
- Newer: ブックレビュー: 2013年10月
- Older: ブックレビュー: 2013年8月
- カテゴリ
- アーカイブ
- 購読
- Powerd By