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ブックレビュー: 2013年4月アーカイブ

城山三郎: 官僚たちの夏

img-410083428.jpg「国家の経済政策は政財界の思惑や利害に左右されてはならない」という固い信念で通産行政を強引、着実に推し進め、次官への最短コースを疾走する〝ミスター通産省〟風越信吾。高度成長政策が開始された60年代初めの時期に視点をすえ、通産省という巨大複雑な官僚機構の内側における、政策をめぐる政府・財界との闘いと、人事をめぐる官僚間の熱い闘いをダイナミックに捉える。

昭和55年11月25日 発行
平成21年8月15日  56刷

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佐藤雅美:魔物が棲む町 物書同心居眠り紋蔵

img-327085113.jpg高輪・如来寺に赴任した快鶯は、門前町人たちに地代を課そうとしたが、彼らがいっこうに払わないので公儀に訴えた。ごく簡単な訴訟だったはずなのに、背後に拝領地の売買という、奉行所が裁決を避けてきた容易ならぬ問題が。

2013年2月15日 第1刷発行

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夏川草介: 神様のカルテ2

img-406083808.jpg 栗原一止は、夏目漱石を敬愛する信州の内科医だ。「二四時間、三百六十五日対応」を掲げる本庄病院で連日連夜不眠不休の診療を続けている。四月、東京の大病院から信任の医師・進藤辰也がやってくる。一止と信濃大学の同級生だった進藤は、かつて“医学部の良心”と呼ばれたほどの男である。だが着任後の進藤に、病棟内で信じがたい悪評が立つ。失意する一止をさらなる試練が襲う。副部長先生の突然の発病------この病院で、再び奇蹟は起きるのか?

2013年1月9日 初版第1刷発行

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佐藤雅美: 向井帯刀の発心 物書同心居眠り紋蔵

img-325092746.jpg次男の紋次郎まで養子話が出て跡継ぎに頭を悩ませる紋蔵。貰い子の文吉も侠客・不動岩の倅に世話になると家を飛び出した。が、紋次郎が剣術の稽古でいじめられていると知って仕返ししたらしい。子供の喧嘩にしゃしゃり出てきた親は上役の吟味方与力・黒川静右衛門。逆恨みの無理難題を切り抜けられるか。

2010年1月15日 第1刷発行

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