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ブックレビュー: 2012年2月アーカイブ

池波正太郎: 真田太平記(三)上田攻め

img-213160953.jpg上州・沼田城の帰属をめぐり北条家と争う真田昌幸は、ついに徳川・北条連合軍と戦端を開く。出来たばかりの上田城に拠った昌幸親子は、捨身の決戦で数倍の敵を退ける。そして、旧態依然たる北条家のふるまいに嫌気がさした豊臣秀吉は、甲賀忍びの御伽衆・山中長俊の仕組んだ謀略を使って開戦にもちこみ小田原城を攻め落とす。こうして秀吉の天下統一はなつたのだが・・・・・・・。

昭和62年10月25日 発行
平成22年5月15日  58刷

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城山三郎: 冬の派閥

img-201101300.jpg御三家筆頭として幕末政治に絶大な影響力を持つ終り藩の、勤皇・佐幕の対立は、ついに藩士十四人を粛清する〈青松葉事件〉へと発展し、やがて明治新政府下、藩士の北海道移住という苦難への歴史へと続く。尾張藩の運命と不可分の、藩主徳川慶勝の「熟察」を旨とする生き方を、いとこ一橋慶喜の変り身の早い生き方と対比させつつ、転換期における指導者のありかたを問う雄大な歴史小説。

昭和60年11月25日 発行
平成23年9月20日  26刷

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梶よう子: 一朝の夢

img-126090745.jpg北町奉行所同心の中根興三郎は、朝顔栽培を唯一の生きがいとしている。世の中は井伊大老と水戸徳川家の確執や、尊王攘夷の気運が高まり不穏だが、無縁だ。だが江戸朝顔界の重鎮、鍋島直孝を通じ宗観と呼ばれる壮年の武家と知り合ったことから、興三郎は思いも寄らぬ形で政情に係わっていく。

2011年10月10日 第1刷

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加藤 廣: 謎手本忠臣蔵(上)(中)(下)

img-Z19084831.jpg元禄十四年三月十四日、勅使登営の当日。赤穂藩藩主浅野内匠頭が突然、江戸城内松の廊下で高家筆頭吉良上野介に斬りかかった。内匠頭は即日切腹。残されたのは『覚えたるか!』という不可解な一言と事件の謎。なぜ、浅野は吉良に襲いかかったのか。なぜ、勅使の登城は予定より早められたのか。元禄赤穂事件を全く新しい解釈で再現し、その真相に迫る壮大な歴史ミステリ。

平成23年12月1日 発行

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加藤 廣: 謎手本忠臣蔵(下)

img-105105528.jpgついに明らかになった刃傷事件の真相。赤穂藩、幕府、朝廷を巻き込んだ情報戦争は最終局面へ。運命の討ち入り当日、四十七士の面々と亡き主君のために奔走した大石内蔵助の胸に去来したものとは--------。そして桂一計画を実現させた柳沢吉保が見たものとは------。「忠臣蔵三百年の謎」を解き明かし、日本史上、もとも有名な物語を全く新しい解釈で描きなおした一大巨編ね堂々完結。

平成23年12月1日 発行

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