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ブックレビュー: 2011年7月アーカイブ
火坂雅志: 骨董屋征次郎京暦
- 2011年7月28日 09:07
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文明開化の波高く、世の中の価値感がひっくり返った明治初期。五年には日本初となる京都博覧会が開かれたが、並んだものは見るに堪えない贋物ばかりだった。闇の骨董鑑定人・征次郎は長い時を経てきた日本の宝が異国に流れるのをふせぐため、裏取引の市に踏みこむが。
2007年4月13日 第1刷発行
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藤沢周平:夜の橋
- 2011年7月25日 08:24
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博奕に溺れたせいで夫婦別れしたおきくが、半年ぶりに訪ねてきた。再婚話の相談で、もう自分には関係ないと一旦は突き放す民次だったが、相手がまぎれもないやくざ者と分かるや、危険を顧みず止めに出る・・・・・・雪降る江戸深川の夜の橋を舞台に、すれ違う男女の心の機微を哀歓こめて描いた表題作他八篇を収録。
2011年7月10日 第1刷
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佐藤雅美: 官僚 川治聖謨の生涯
- 2011年7月16日 08:34
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頼むは己の才知のみ-----。徒士の子として生まれながら、底辺から這いあがり、昇りうる最高の地位まで立身を果たした幕末官僚・川治聖謨。激動の時代は才能を必要とし、それに厳しく自己を律することで応えた彼は、まさに江戸期を通じて最高の官僚だった。幕末外交史上に燦然とその名を残した男の波瀾の人生を描いた歴史長編。
2000年12月10日 第1刷
2007年9月10日 第2刷
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