Home> コラム > ブックレビュー: 2011年3月アーカイブ
ブックレビュー: 2011年3月アーカイブ
佐藤雅美: 縮尻鏡三郎(上)(下)
- 2011年3月25日 08:49
- ブックレビュー
拝郷鏡三郎は、もと勘定方で将来を嘱望されていた役人だったが、いささかの仔細があって、クビとなる。“しくじり鏡三郎”と呼ばれることもあるが、今ではかつての上司の尽力のかいあって八丁堀近くの大番屋の元締として再就職を果たす。仮牢兼調所でもある大番屋では、町方から武士まで、あらゆる相談事がいつも持ち込まれる。
2002年6月10日 第1刷
2008年7月15日 第10刷
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
和田 竜:忍びの国
- 2011年3月19日 09:26
- ブックレビュー
時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められる。百文の褒美目当てに他家の伊賀ものを殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた----。
平成23年3月1日 発行
PS:昨年ryogoさんが推薦した「のぼうの城」の作者です。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
北方謙三: 余燼
- 2011年3月15日 09:08
- ブックレビュー
田沼意次失脚後の空白に、交わされる暗闘。甲府勤番の影井誠一郎はかつての友を斬り、江戸に出た。誠一郎を護衛につけ、沢井小平太は持ち前の弁舌で幕政を変えんとする。火消の常吉は一世一代の大喧嘩で、江戸っ子の血を沸かせ男伊達となる。閉塞する世に風穴を開ける者は誰か。
2010年12月15日 第1刷発行
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
上田秀人:関東郡代記録に止めず 家康の遺策
- 2011年3月 2日 08:59
- ブックレビュー
将軍家から格別の恩恵を賜っている伊奈家は、関東郡代を世襲し権勢を誇っていた。その裏には神君が隠匿した莫大な遺産を護るという役目が。だが、逼迫した財政を立て直すべく、幕府重鎮・田沼意次がその奪略をもくろむ。当主・半左衛門は武と智を尽くして応戦するが・・・・・・・。やがて迎えた対決の時、死してなお世を揺るがす家康の策略が明らかになる!
平成23年2月10日 初版発行
PS:忍者がっかり君でした。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
- Newer: ブックレビュー: 2011年4月
- Older: ブックレビュー: 2011年2月
- カテゴリ
- アーカイブ
- 購読
- Powerd By