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ブックレビュー: 2009年10月アーカイブ
上田秀人: 斬馬衆お止め記 御盾
- 2009年10月31日 08:27
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三代将軍家光治下------いまだ安泰とは言えぬ将軍家を永劫磐石にすべく、大名の勢力を削ぎつつある大老土井利勝は、関ヶ原の恨み残る信州松代真田家を取り潰さんと謀る。一方松代藩ではね老齢の信之から藩政を託された信政が、刃渡り七尺もある大太刀を自在に操る斬馬衆の仁旗伊織へ、「公儀隠密へ備えよ」と命を下した・・・・・・。松平信綱ら老中、伊賀組、戦陣坊主らの権謀術数に、伊織の剣が閃く !
2009年10月15日 初刷
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藤沢周平: 又蔵の火
- 2009年10月19日 09:03
- ブックレビュー
一族の面汚しとして死んだ放蕩者の兄のため、理不尽ともいえる仇討ち甥に挑む又蔵。鮮烈かつ哀切極まる決闘場面の感動が語り継がれる表題作の他、島帰りの男と彼を慕う娘との束の間の幸せわ描いた「割れた月」など「主人公たちは、いずれも暗い宿命のようなものに背中を押されて生き、あるいは死ぬ」と作者が語った初期の作品集。
2006年4月10日 新装版第1刷
2006年9月5日 第2刷
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司馬遼太郎:アームストロング砲
- 2009年10月14日 08:07
- ブックレビュー
幕末随一の文明藩、佐賀藩の鍋島閑叟は若い秀才たちに極端な勉学を強いた。 近習秀島藤之助は、世界最新の高性能大砲の製造を命じられ、頭脳の限り努力する。酷使された才能は斃れたが、完成したアームストロング砲は、彰義隊を壊滅させ、新時代を開いた。
2004年12月15日 第1刷発行
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