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ブックレビュー: 2008年11月アーカイブ
和田裕美:売れる営業に変わる本
- 2008年11月21日 08:46
- ブックレビュー
営業は「自分を売り込むこと」って本当?
いいえ、私は自分を売る自信なんて
かけらもないほど
営業には「不向き」でした。
でも、自分に自信がないからこそ、
営業で成功できたんです!
この本を読んでいただければ、
その秘密がよくわかります。
2003年9月19日 第1刷発行
2006年9月 6日 第17刷発行
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フランツ・カフカ
- 2008年11月20日 08:24
- ブックレビュー
荒涼たる砂漠に組立てられた奇怪な死刑執行台、それによる目もくらむ処刑。「変身」で醜悪なカブトムシに変貌し世界を震撼させた作者はその後もいろいろな形への変身を試みている。この無数の歯車と針のついた死刑台で象徴される不安は変身に通じる何ものかであろう。「二つの対話」「観察」「判決」「村の医者」「断食芸人」等他六篇。
昭和38年 9月20日 初版発行
昭和47年 7月30日 15版発行
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近藤 誠: がん治療総決算
- 2008年11月15日 08:41
- ブックレビュー
『患者よ、がんと闘うな』から十余年。「がんとともに臓器を取り除く手術は危険」「抗がん剤の副作用と毒性の怖さを知るべし」「免疫療法は根拠が薄い」という持論をもとに、最新のがん治療の実態を、頭部・内臓・子宮・前立腺・乳房その他の部位ごとに詳細に解説。現実を見つめる勇気と冷静になるための精神力の大切さを説く。
2007年9月10日 第1刷
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倉田百三: 出家とその弟子
- 2008年11月10日 08:12
- ブックレビュー
ロマン・ロランは「現代アジアの宗教芸術作品のうちでも、これ以上純粋なものを私は知らない」と絶賛している。人生の限りなき淋しさを感じつつも、悪を憎み、他の運命を傷つけることを恐れ、善悪の対立を超えて絶対の世界に生きんとする心、平和と宥恕と愛によってこの世を美化する心がこの作品を貫く。
昭和26年 8月20日 初版発行
昭和48年 4月30日 改版15版発行
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藤沢周平: 三屋清左衛門残日録
- 2008年11月 8日 08:15
- ブックレビュー
日残りて昏るるに未だ遠し-----。家督をゆずり、離れに起臥する隠居の身となった三屋清左衛門は、日録を記すことを自らに課した。世間から隔てられた寂寥感、老いた身を襲う悔恨。しかし、藩の執政府は紛糾の渦中にあったのである。老いゆく日々の命のかがやきを、いぶし銀にも似た見事な筆で描く傑作長編小説!
1992年 9月10日 第1刷
2007年 4月 5日 第36刷
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井上 靖: 淀どの日記
- 2008年11月 4日 08:23
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浅井長政の娘と生まれ、家を亡ぼした秀吉の側室となって、遂に大阪落城の火炎の中で自刃し果てた「淀どの」茶々の生涯を描いて、「茶々、おはつ、小督の三人のうちで、誰の生涯が一番幸福であったかは、それぞれ当人にきいてみる以外、早急には断じられぬものがある」と著者は結んでいる。
昭和39年 5月30日
昭和57年 7月30日
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井上 靖: 風林火山
- 2008年11月 3日 08:36
- ブックレビュー
自ら謀殺した諏訪頼重の娘由布姫を武田信玄の側室とし、子供を生ませることによって諏訪一族との宥和を計る独眼の軍師山本勘助。信玄の子を生みながらも、なお一族の敵として信玄の命をねらう由布姫。輝くばかりに気高い姫への思慕の念を胸にして川中島の激戦に散りゆく勘助の眼前に、風林火山の旗はなびき、上杉謙信との決戦の時が迫る・・・・・。ロマンあふれる華麗な戦国絵巻。
昭和33年12月 5日 発行
昭和56年 2月15日 48刷
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安部公房:第四間氷期
- 2008年11月 1日 08:30
- ブックレビュー
現在にとって未来とは何か?文明の行きつく先にあられる未来は天国か地獄か?万能の電子頭脳に平凡な中年男の未来に予言させようとしたことに端を発して事態は急転直下、つぎつぎと意外な方向へ展開してゆき、やがて機械は人類の苛酷な未来を語りだすのであった・・・・・・。薔薇色の未来を盲信して現在に安住しているものを痛烈に告発し、衝撃へと投げやる異色のSF長編。
昭和45年11月10日 発行
昭和48年 4月30日 6刷
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