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ブックレビュー: 2008年6月アーカイブ
藤沢周平-市塵(上)(下)
- 2008年6月26日 08:45
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貧しい浪人生活から儒者、歴史家としてようやく甲府藩にめしかかえられた新井白石は、綱吉の死後、六代将軍家宣となった藩主とともに天下の経営にのり出していく。和漢の学に精通し、幕政改革の理想に燃えたが、守旧派の抵抗は執拗だった。政治家としても抜群の力量を発揮した白石の生涯を描く長編感動作。
2005年 5月15日 新装版第1刷発行
2007年12月 3日 第7刷発行
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平岩弓枝-江戸の子守唄
- 2008年6月14日 09:15
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小さな宿の女主人るいと、次男坊ながら親代々八丁堀与力の家に生まれた東吾。尋常にいえば縁組の成立するわけがなかった-----。二人の“忍ぶ恋”を縦糸に、江戸下町の四季の風物を織り交ぜながら描かれる、人情味あふれる捕物帳。今日も「かわせみ」には様々な人が泊り、様々な事件がおこる。人気シリーズの新装版第二弾。
2004年3月10日 新装版第1刷
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カレル・ヴァン・ウォルフレン-日本/権力構造の謎
- 2008年6月11日 08:25
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われわれ日本人は自分自身について、自分たちの国についていったい何を知っているのか?在日30年のジャーナリストが冷徹な眼でえぐり出したこの国の真の姿に、われわれは慄然とせずにはいられない。日本における権力の行使のされ方に焦点をあて、政治、ビジネス、教育等あらゆる側面からこの国を動かす特異な力学を徹底的に分析した、衝撃の日本社会論。本書に匹敵しうる日本論を、日本人自身はついに書き得なかった。
1994年4月15日 発行
1994年5月31日 2刷
PS:少し古く日本人論ブームの時の本ですが、的確な見方をしていると思います。
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塩野七生- ローマは一日にして成らず〔上〕
- 2008年6月 3日 08:32
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前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和制へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか-----。比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。
平成14年6月1日 発行
平成16年6月5日 10刷
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