意外に知られていない熱中症の絶対的危険症状
今年も本州では連日のように猛暑日が続いているようで、一昨日も
数人のお年寄りが熱中症で亡くなっている。
ただこの熱中症は本州だけの問題ではなく、北海道でも十分ありえる。
先日、建災防主催の『建設業等における熱中症の予防』の指導員養成
講座に、岩見沢分会代表で受講してきた。
全道各地から店社安全衛生スタッフ・施工管理者及び職長・安全衛生責任者
ら、大勢の人が集まり、真剣に講義を受けていた。
熱中症のことは、何となく聞いてはいたが、それほど詳しく勉強したことが
無かったが、今回、意外に知られていない熱中症の危険症状について
人生初めて勉強した。
気温が上昇して、暑熱負荷が増大すると体熱の放散は発汗による水分
蒸発が主体となる。
そして大量の発汗を生じたとき、水分を十分に補給しないでいると脱水状態
が進行し、体重の3~5%以上の水分が喪失すると身体的・精神的無力状態
となる。この病態を熱疲あるいは熱疲労と言う。
これを放置しておくと体温上昇が起こり熱射病の危険が増加する。熱射病に
かかると異常な応答をしたり、呼びかけに無反応になったり、汗で衣服がずぶ
濡れの状態になる。
ただ、この後が恐ろしいのである。
急に発汗が止まり、皮膚が乾燥した状態になり、身体がガクガクと引きつって
歩行困難となったりする。
この皮膚がカサカサに乾燥する、これを放置すると死亡の危険も高くなるので
緊急の治療を要する。
近日中に、建災防岩見沢分会で各社安全担当者向けの熱中症の予防講習を
実施する予定である。
(奈良分会長の代弁ではないが)皆さん、是非、是非、ご参加あれ。
たまに真面目な記事を書くのもいいものである。
タグ: