1Q84 BOOK3
今年の4月に買った村上春樹1Q84 BOOK3をつい先日読み終えた。
随分長くかかったと思われるだろうが、それはこのBOOK3を2度
読んだからである。
なぜ2度読んだのか?
それはこの本の帯にも書かれているが「更に深く、森の奥へ。」なのである。
そして2度目を読み終えても「更に更に深く、森の奥の奥へ。」なのである。
『彼女は空中にそっと手を差し出す。天吾がその手をとる。二人は並んでそこに
立ち、お互いをひとつに結び合わせながら、ビルのすぐ上に浮かんだ月を言葉も
なく見つめている。それが昇ったばかりの新しい太陽に照らされて、夜の深い
輝きを急速に失い、空にかかったただの灰色の切り抜きに変わってしまうまで。』
で締め括られた。
完全なる村上ワールドである。
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投稿者:ryogo | 日時:2010年9月16日