奇跡的に生き返ったカポック
今日のタイトルは少しばかりオーバーかも知れないが、正直それは
驚きの出来事であった。
皆さんご存知かと思うが、カポックとは一般家庭の代表的な観葉植物で
原産はアフリカ、セイバ属の落葉高木で大きくなると
こんな大木になるらしい。
本題に戻るが、わが家には二十数年育てたカポックがあった。
それも知り合いの人から葉っぱ一枚頂き、それを水に挿して発芽させ
小さな鉢に移し大切に育てたカポックで、珍しいといわれる花も数度
咲いたそれはそれは大事なカポックであった。
事件は昨年の秋に起こった。
例年初夏から秋まではカポックは外で育て、ある程度寒さに当てた方が
花を付ける確率が高かった。
そして10月20日、常識では考えられない寒波が北海道を襲った。
なんとその日の朝の最低気温が氷点下4℃であった。
当然、水溜りには氷が張り、外の散水詮は凍り、漬物用に干してあった
大根も凍った。
そしてその日の夕方、葉の色が変わりくったりしたカポックに気がついた。
その2週間後全ての葉っぱが枯れ落ち、完全にカポックは枯れた。
あれから半年、なぜかそのカポックを捨てることが出来ず、枯れたまま
部屋の片隅に置いておいた。
枝の先は乾燥してしまい、コルクの様な手触りでポキポキ折れた。
そしてそれを見つけたのが、上の写真を撮ってから一月後。
まさか!まさか!まさか!であった。
なんと新芽が出ているではないか!!
これは奇跡である!
あわてて栄養剤や発根促進剤をかけてやり、1月後には
別のところからも芽が出始め、根も勢い付いて
昨日は
ここまで回復した。
もう心配はない。
まさに奇跡の復活をなしとげたカポックの話である。
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