昨日の午後3時31分、全身に鳥肌がたった
と言っても特段行きたい所もなく、のんびり1Q84 BOOK3でも読もうかと
考えていた時、ふと由仁のドックランのことを思い出した。
早速ネットでその場所を検索し、愛犬チロルとともに由仁へ・・・・・・・。
そのドックランの話は後日するとして、昨日はもう一つ楽しみがあった。
それは午後3時30分から放映される「中日クラウンズ」である。
昼過ぎに由仁から戻り遅い昼食を摂り、アスパラ畑の草取りをして家に入った
のが3時10分。
汗を拭きながら冷蔵庫のウーロン茶を大きめのコップに注ぎソファーに腰かけた。
TVのスイッチを入れチャンネルは1番、どうでもいいような番組が流れていた。
時計は3時26分、新聞のテレビ番組欄を見てチャンネルを再確認し、ついでに
第一面の普天間基地がどうのこうのという記事を見ていた。
その時であった、コマーシャルも何にも入らずいきなりアナウンサーの声だけが
聞こえてきた。
そしてその瞬間、全身に鳥肌がたった!そのアナウンスは『石川遼選手、とんでも
ないことをしようとしてます。なんとここまで10バーディーノーボギー。14番を終わって
単独首位!』であった。
そう!今日のすべてのスポーツ新聞の一面を飾った石川 遼の凄すぎる大逆転
優勝である。
その後の15番もバーディー、16番もバーディーでこの日12バディーという
まさにゴルフの神が宿ったとしか言いようのない、そして常識では考えられない
ことをやってしまった。
最終18番ホール、ティーグラウンドからグリーンまでつながった1万6000人の
大ギャラリーがその歴史的瞬間を見ようと、呼吸することさえ忘れるように静まり
かえっていた。
そしてパーパットを沈めた瞬間、58ストロークという国内ツアー最少、世界タイと
いう大記録を樹立した。
先週優勝で今大会2位の藤田寛之選手(とても紳士的で、私もファン)は「常識では
考えられない次世代型のゴルファーですね。」と脱帽していた。
とにかく圧巻の今季初勝利は、石川遼を新たなステージへ駆け上がる予感を抱かせた。
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