立松和平さん逝去
以前、TV朝日系の報道番組「ニュース・ステーション」のコメンテーターを務めた事で、すっかり有名になった立松さん
が亡くなったのを●ahoo!トピックスで知った。
写真はtoday.blogcoara.jp から
亡くなった立松さんに特別の思いが有った訳ではないが、氏が「遠雷」の作者であったと知り、一気に自分の若かりし頃を思い出した。
未だ二十歳代の頃、暇な休日にピンク系の映画3本立てに入った。
出演者も監督も何も判らない映画を2本見終わり、さすがにピンク3本はキツイナ~と思いつつ、そこは若さで(元気一杯! 笑)最後の1本を見始めた。
始まって直ぐ、んっ! こいつは違うぞ!と解かった。
「狂った果実」と言う題名だった。石原裕次郎の映画と同じ題名だが、こっちはピンクである。「アリス」の同じ題名の曲が使われていた。
座り直して、真剣に見た。エンドクレジットを見て、「根岸吉太郎」と言う監督だと知った。
数ヵ月後、同監督の一般映画「遠雷」が封切られた。迷わず見に行った。
素晴らしかった。
永島敏行もジョニー大倉も、そして何よりも主演2作目の(確かそうだと思う)石田えりが衝撃的だった。
その後私は根岸監督と石田えりのファンになり、数本の映画をみた。
未だ、あの衝撃は無い。
立松和平さんの冥福を祈りつつ、映画「遠雷」の原作と「道元禅師」を読んで見ようと思う。 合掌
タグ: