自然薯初体験の私にとって、それはまさに未知との遭遇であった
私も先日あの西方さんから素晴らしい自然薯をいただいた。
まあ正直、いただいたと言うより半ば強制的に持って来てもらったという
感もある。
その取れたて最高級自然薯がこれだ!
これくらいの大きさになるとずしっとした重量感がある。
実を言うと、私は自然薯というものを今まで食べたことがなかった。
どうやって食べるのが一番旨いか、あちこち調べた。
その結果、とろろにして食べるのが一番かと思いネットで一時間ほど調べた。
そして一番旨そうで、尚且つ素人でも出来そうなレシピを見つけた。
と言うことで料理に入る。
先ずは自然薯のヒゲ焼き
このレシピによると、自然薯は皮に一番香りがあり、皮と実の間に一番旨み
があるとのこと。 で~、ヒゲはこうやってコンロで焼いてしまうのだ。
さっと火にかざしただけで、自然薯のヒゲはチリチリと焼けてしまった。
そのあとレシピ通り、自然薯を一度おろし金でおろしすり鉢へ移す
この時点ではまだ皮と実の区別がついているが、これをすり鉢で掏ること3分
キメが細かくなり、皮と実が混ざり合い少し肌色掛かったものになった。
驚くべきはその粘りで、この状態からすりこぎ棒を持上げたら、すり鉢ごと
持ち上がった!
右手にカメラであるからさすがにそれは撮れなかったが、とにかくとんでもない
ねばりである。
そしてここで出汁を入れるのである
出汁はレシピ通り、カツオ節と昆布で摂り、しょう油とお酒と味醂で味を
つけた。
ただここで一つミスをした。レシピによると「出汁は少しずつ少しずつ
入れながら自然薯を混ぜる」であったがすっかりそれを見落とし、写真の
ようにガバッと入れてしまった。
で、この後が大変。すってもすってもうまく混ざらず自然薯と出汁が分離した
状態が続いた。
でも練ること5分、やっと2つの具材が混ざり合った!
なんとも言えないこの自然な色と艶!!香りも最高!!
普段なら間違いなく最初はビールと肴であるが、この日は一番にとろろご飯に
箸がいった
そしてササッと口にかき込んだ!
声が出ない!思わず目をつむってしまった!そして「旨い!!」という言葉しか
出てこない。
この甘さ、この香り、この食感、全てが最高である。
まさに未知との遭遇である。
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