子犬の名は「チロル」
あれは確か8月のお盆前のことである。
韓国舞踊を堪能?したあと、某すし屋で我ら先進会の例会があり
その後2次会で某スナックへ行った。
ボックス席に座り、焼酎片手にやれ石川遼がどうだとか、やれ酒井
法子がどうだとか騒いでいたとき、その店の美樹ママ(お店バレバレ)
が小さな子犬を抱いてきて「これーっ!!可愛いしょっ!!」
最初は何のことか分からず、誰かお客さんが連れてきた子犬くらい
にしか思わなかった。
その時、カウンターに座る一人の中年男性が目に入った。そしてその
カウンターの上の犬用ベッドに数匹の子犬が・・・・・・。
さらにその中年男性は知人のKさんであった。
そして突然、「亮ちゃん!この子犬一匹もらって!!」と美樹ママが
大きな声を出した。
私もすぐ「なんでー???」と反応した。
その後、Kさんが理由を話してくれた。
何でもこの子犬達の母親は、この子達を生んでから産後の肥立ちが
悪く、懸命にこの子達を育てたが20日後にとうとう息絶えたというのだ。
そう言う話に弱い私はすぐ家に電話を入れてそのことを話したが、結果は
「うちにはミーコとミケコがいるから・・・・。」の冷たい返答。
そこで思いついたのが写メであった。すぐさま子犬の写真を撮り、女房
へメールした。
待つこと3分。メールが返ってきた「仕方ないなー!!」であった。
ただ、生後20日の子犬はまだ身体も弱く、免疫力もないから、それを
育てるのにはそれなりの覚悟が必要らしい。
でも連れて帰った。
当然まだ固形物は食べれずミルクである。
でも食欲だけは旺盛であった。
普通は生後40日以上経たないと親犬から離しては駄目らしいが、
元気に育っている。
名前は「チロル」に決まった。
その理由は簡単、毛の色がチロルチョコに似ているからだ。
そして日に日に大きくなって来ている。
比べる物が良くないかも知れないが、とにかく大きくなっている。
頑張れ!頑張れ!チロル!!である。
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