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黒部の太陽ならぬ「志文の太陽」

以前のブログで紹介したが、あの巨大推進機は予想通りの働きものであった。

 

 

先々週、社内検査で現場に行った時の写真を少し紹介しよう。

 

これは発進立抗(深さ8m)の昇降設備の中段から撮ったもので、鏡の部分が

見える。

 

suisinnkouji10.jpg

 

もう少し下に降りて撮影してみる。

 

suisinnkann14.jpg

 

こんな感じであり、ちょうど土砂を排出する作業をしていた。

 

ここから209m先の到達立抗まで掘り続けるのであるが、これだけ大口径

だとちょっとしたトンネルである。

 

それでは菅の中を歩き、推進先端部まで行ってみる。

 

suisinnkoji15.jpg

 

さすがに内径2000mmの管である。身長1m80の私がヘルメットをかぶり

かがまないで楽々歩ける。

 

ただ、もしいま大地震がきて、この管が潰れたらどうしようという一抹の不安

はある。

 

それと管の中はやけに静かであり、地上の雑音らしきものはまったく聞こえず

遠くで動く推進機の音だけがかすかに聞こえた。

 

歩くこと数分。切羽部に着いた。

 

susinnkoji13.jpg

 

これは先ほどの土砂を排出するベルコンで、この先に推進機がある。

 

その写真がこれで

 

suisinnkoji11.jpg

 

この機械で一日に約6m(1分間に3cm)進むのである。

 

こういう機械をみると人間の知恵のすごさを感じる。

 

 

ここから発進側を見てみると

 

suisinnkoji12.jpg

 

遠くに発進立抗の明かりが見える。距離にして約110m。

 

管上部中央に赤く光るのはレーザーで、推進精度を上げるための最新鋭

アイテムである。

 

また写真中央の丸い物体は、地下に眠る何かの霊であろう!!間違いない!

 

そして予定通り工事が進めば、4月8日に到達立抗に達するとのことである。

 

到達立抗の光がこの管の中にさしたとき、それこそ「志文の太陽」である。

 

少々大げさかな?!

 

 

 

 


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