巨大な推進機
今日は久しぶりに建設業らしく、現場のことを書いてみる。
その前に、昨日の夜はこのお方と、かなり飲んだ。
私は少しばかり(実はかなり)二日酔いであるが、このお方は今日の昼から開催
される『地域再生フォーラム』の主役である。でも、ある意味、浅草の熊である。
心配は無用であろう。
主題に戻るが、下の写真は昨年7月に、3社の特定建設工事共同企業体が
岩見沢市から受注した下水道工事の推進機で
2月6日に現場に到着した時の写真である。
この機械の正式名称は「泥土加圧推進機」といい、地下8mほどのところで
直径2000mmのコンクリート管を推進(押す)のである。
それも重粘土の中を209mも押すのであるから、とてつもない機械であることは
間違いないの。重さも半端ではなく、この機械だけで23トンあり、これを立抗に
降ろすために、これまた巨大なクレーンが必要なのである。
ちなみにこのクレーン、道内に数台しかない120トン・トラッククレーンであるが
周りのものを見れば、その大きさや、ブームの太さが分かる。
そしてこのマシンの先端は
こんな感じであるが、これをゆっくり回転させて土中を突き進むのである。
黒い部分が属に言う「刃」であり、これで堅い粘土を削りながら、一日5~6mほど
押すのである。
そしてこれの内側は
こうなっていて、何がなんだかさっぱり解らないが、【ここ】と書いてある箇所から
掘った土砂を排出するらしい。
一瞬、アポロ宇宙船の一部のようにも見えるが、見方によっては、おもちゃチック
な感じもしないわけではない。
今現在、80mほど押しているらしいが、この雨水幹線が完成すれば、さらなる地域
の生活保全が図られ、安心した生活を送れるのである。
公共事業とはこのように、すべてが世の為人の為でもあり、素晴らしいものなのだ。
幾年後には、これを完成させた人達がこんな感じで
街のどこかに飾られる・・・・・・ 訳がない!!
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